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​制作について

稲垣晴子は、幼いころから家のそばの動物園に行くのが常だった。

そのため、絵を専門的に学び始めたときには、作品の中に自然に動物や動物園が現れるようになった。

 

稲垣が描く風景の中には度々、澄んだ目をした動物や子どもたちが登場する。彼女が生み出すその世界は人間たちが忘れた記憶だ。

 

稲垣は、観る者の無意識の中にある記憶にそっとノックしたいと考えている。

 

主に使うのは天然の顔料(土、貝、ガラスなど)だ。

​略歴

+プロフィール

名古屋市生まれ

1990 武蔵野美術大学 日本画学科卒業

1992 武蔵野美術大学大学院 造形研究科美術専攻日本画コース修了

1995~ 東京にて制作活動

+個展

1997 第十四回「山種美術館賞展」

 個展:ガレリア グラフィカbis

1999 個展:ギャラリー戸村

2002 個展:画廊 蔵

2018 個展:ガレリア グラフィカbis

2021 個展「稲垣晴子展 小さな日本画と習作」:GALLERY IRO

2022 個展「稲垣晴子展」:葵倶楽部GALLERY

2023 個展「稲垣晴子展」うしお画廊

 

+公募

1991-2018 日展 東京都美術館/国立新美術館

1993-2019 日春展 東京・銀座松屋/東京都美術館/京都市立博物館アートアネックス

 

+グループ

1996  第二回「美の予感展」/日本橋高島屋      

第一回「東京日本画新鋭選抜展」/大三島町立大三島美術館 奨励賞

1997  第十四回「山種美術館賞展」

1998-2000  「S30's日本画展」/池袋東武百貨店/横浜そごう('99、'00)

2000 「表現の磁場 -日本画の現在- 展」:武蔵野美術大学美術資料図書館展示室

2001 「現代日本画・洋画新鋭作家展」/日本橋高島屋     

「Peace for Peace2001 -『Oh No! 報復戦争』詩画展」 (財)原爆の図丸木美術館     

第三回「東京日本画新鋭選抜展」/大三島美術館/平野美術館

2001-2003  「渺渺展」/藤屋画廊('02、’03)

2004 「緑抄展」/ギャラリー52

2005-2006 「発展」/日本橋高島屋

2012  a water work ギャラリー渓

2015 第13回「青木繁海の幸オマージュ展」/ギャラリー彩光舎

2016-2019 「うちわと風鈴展」/ギャラリー ア ビアント

2017 Cocon/葵倶楽部 名古屋

2018 「武蔵野美術家協会展」/吉祥寺美術館

2019  FAR EAST ARTS Japan Comes to Paris! / galerie Metanoia パリ・フランス

    Small Works 2019:ガレリア グラフィカ 

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